tracksは、運営を休止していた日田市獣肉処理施設の指定管理を日田市から受託し、2022年10月1日より「日田ジビエ工房」として獣肉処理施設の運営開始。
2012年上津江町に日田市獣肉処理施設は設立され、イノシシやシカによる農林業被害の深刻化を受け、駆除されたイノシシやシカのを地域資源として有効活用することでさらなる駆除捕獲を推進するため。地元猟友会を中心とした管理組合が市からの委託を受けて運営していましたが、組合員の高齢化やコロナ禍による経営悪化により、2022年3月末をもって満了となり契約は更新されず、獣肉処理施設は運営を停止することとなっていました。
施設が休止すると、駆除で捕獲した個体の有効活用ができず、捕獲者の多くは自家用で消費しきれない分は埋設処分することとなります。埋設する身体的負担や、有効活用しないのに命を殺めるという精神的負担により駆除活動が衰退してしまうと、農林業被害の増加や若手育成の機会損失にも繋がるため、市は運営停止後すぐに次の指定管理者を公募。福岡県糸島市で「糸島ジビエ工房」を運営していた弊社が選定されました。
糸島ジビエ工房は2019年に設立し、多い年には年間800頭を超える野生鳥獣を地域の狩猟者から買い取り、これまでに約20tのジビエ肉を生産・流通してきました。
日田ジビエ工房においては、年間400頭の買い取りを目標に運営をスタートします。
飲食店や学校給食での提供や、産地直売所でのお土産、イベント出店などをとおして「ひたジビエ」を広げ、その先には一般家庭でごく普通にー鶏や豚、牛と同じようにー「ひたジビエ」が消費される姿を夢見ています。
大分合同新聞様に取材、掲載いただきました。
【お問い合わせ先】
株式会社tracks
日田ジビエ工房 猟師 林 大愛樹
080-6365-4115